外壁ALCの耐用年数は？劣化症状とメンテナンスについて解説
2024/10/21
外壁の素材選びは、家の寿命を左右する重要な要素の一つです。
特に耐久性とメンテナンスのしやすさは、長く安心して住み続けたいと願う人にとって重要なポイントになります。
しかし、ALCの耐用年数やメンテナンスについては、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁ALCの耐用年数や劣化症状、適切なメンテナンス時期について詳しく解説します。
□外壁ALCの耐用年数とは？
外壁ALCの耐用年数は、適切なメンテナンスを行うことで60年程度とされています。
しかし、どんな素材も年月が経つにつれて劣化は避けられません。
ALC外壁も例外ではなく、経年劣化によってさまざまな症状が現れてきます。
適切なメンテナンス時期を見逃さないように、具体的な劣化症状とメンテナンス方法について理解しておくことが重要です。
□ALC外壁の劣化症状
ALC外壁は、他の外壁素材と比べて耐久性に優れていると言われていますが、適切なメンテナンスを行わなければ、その耐久性は維持できません。
1: 色あせ
ALC外壁は、紫外線に弱く、長年太陽光にさらされることで、色が褪せていきます。
また、外壁に塗られた塗料の劣化によって、チョーキングと呼ばれる現象が起こることもあります。
チョーキングとは、外壁を触ると白い粉がつく現象で、塗料の劣化が進行しているサインです。
色あせやチョーキングが確認された場合は、再塗装の時期が来ていると考えてください。
2: ひび割れ
ALC外壁は、地震や温度変化によってひび割れが発生することがあります。
ひび割れは、見た目だけでなく、雨水の浸入による劣化にもつながります。
ひび割れが見つかった場合は、放置せずに早急に補修を行いましょう。
3: カビ・コケの発生
ALC外壁は、湿気の影響を受けやすく、特に日当たりの悪い場所ではカビやコケが発生しやすいです。
カビやコケは、見た目に悪影響を与えるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
カビやコケが発生した場合は、高圧洗浄で綺麗に落とし、再塗装を行うことで、再び清潔な状態に戻すことができます。
4: コーキングの劣化
ALC外壁は、パネルとパネルの隙間をコーキングで埋めています。
コーキングは、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っていますが、紫外線や経年劣化によって劣化していきます。
コーキングが劣化すると、ひび割れや剥がれが発生し、雨水の侵入を招きます。
コーキングの劣化が確認された場合は、新しいコーキング材で補修を行う必要があります。
□まとめ
外壁ALCは、耐久性に優れ、メンテナンスも比較的容易な素材です。
しかし、適切なメンテナンスを行わなければ、劣化が進んでしまい、寿命が短くなってしまう可能性があります。
ALC外壁の寿命を長く保つためには、定期的に状態をチェックし、必要に応じてメンテナンスを行うことが大切です。
この記事で紹介した劣化症状とメンテナンス時期を参考に、適切なメンテナンスを行い、快適な住環境を維持しましょう。
