トタン屋根の種類とメンテナンス方法をご紹介!
2023/11/21昔から、日本の家屋に多く使用されてきたトタン屋根。
一口にトタン屋根といってもその種類や特徴はさまざまです。
そこで今回は、その種類や魅力と、その魅力を長く保つためのメンテナンス方法についてご紹介します。
□トタン屋根の種類とその特性
ここでは、トタン屋根の中から3つの種類をご紹介します。
1:瓦棒(かわらぼう )
瓦棒とは、凸型の突起物が特徴的なトタン屋根の一種です。
この突起物の中には、芯木と呼ばれる木の棒が埋め込まれています。
ただしこの瓦棒、かつてはトタン素材が主流でしたが、現在はガルバリウム鋼板がよく用いられることが多くなっています。
2:波型トタン
波型トタンは、その名の通り波型の形状を持つ屋根です。
この形状は、特に古い建物でよく見られます。
波型トタンは、見た目の美しさだけでなく、雨水の排水性にも優れています。
しかし、その美しい波型が風によって破損しやすいというデメリットもあります。
3:折板(せっぱん)
折板は、主に倉庫や工場などの大型建築物で使用される屋根です。
かつてはトタン製が多かったものの、現在はより耐久性の高い素材が使用されています。
折板は、大面積を覆うことができるため、大型建築物に適しています。
しかし、その大きさゆえに、メンテナンスが煩雑になることも少なくありません。
□トタン屋根のメンテナンス方法とは?
次に、トタン屋根のメンテナンス方法を3つご紹介します。
*ケレンによる下地処理
ケレンは、古い塗膜やサビを除去する下地処理の一つです。
この工程は、塗料の密着度を高めるために非常に重要です。
特に、サビや塗膜が放置されている場合、新しい塗料がしっかりと定着しない可能性があります。
このようにケレンは、塗装の長寿命化に直結する重要なステップなのです。
*高圧洗浄機での洗浄
高圧洗浄機を用いて、ケレンで除去した塗膜やサビ、ホコリを洗い流します。
この工程も、塗料の密着度を高めるために不可欠です。
釘が浮いている部分やひび割れがある場合には、この段階で修復が必要です。
*下塗りと上塗り
下塗りは、サビ止め効果のある材料を塗布する工程です。
上塗りは、色や質感を決定する最終工程です。
これらの工程は、塗料の種類によってもその効果が変わるため、慎重な選定が求められます。
□まとめ
トタン屋根には独特の魅力がありますが、この魅力を維持するためにメンテナンスが非常に重要です。
この記事を参考に、トタン屋根のメンテナンスを行い、その寿命と美しさを長く保ちましょう。
当社は高知市周辺にて外壁塗装や屋根塗装、防水工事を行なっています。
トタン屋根の家に住んでいる方はもちろん、自宅の外壁や屋根の劣化が気になる方はお気軽にご相談ください。