ラジカル制御塗料とは?その特徴と費用、耐用年数相場をご紹介!
2023/08/10近年耳にすることも多いラジカル塗料。
「良いって聞くけど、他の塗料とどう違うの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ラジカル制御塗料の仕組みや特徴、費用相場や耐用年数について解説します。
自宅の外壁や屋根塗装に使用する塗料選びの参考になれば嬉しいです。
□ラジカル制御塗料とは?
そもそもラジカルとは、酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子です。
ラジカル塗料とは、そんなラジカルの発生をできる限り抑え、長期間塗膜の劣化を防ぐ塗料と言えます。
*ラジカル制御塗料の仕組み
ラジカル塗料には、高耐候酸化チタンと光安定剤という2つの成分が含まれています。
高耐候酸化チタンは「ラジカルバリア」という能力があり、ラジカルを発生させる成分「酸化チタン」を制御します。
また、光安定剤は発生したラジカルの発散を抑える効果があります。
ラジカル塗料はこの2つの成分が協働することにより、劣化しにくく耐候性の高い塗膜を形成するのです。
*ラジカル制御塗料の特徴
このような仕組みを持つラジカル制御塗料には、以下のような特徴があります。
・安価かつ高性能
・チョーキングが起きにくい
・低汚染性に優れている
・作業性が高い
□ラジカル制御塗料の費用相場と耐用年数をご紹介!
このように、メリットの多いラジカル制御塗料ですが、実際の費用や耐用年数はどのくらいなのでしょうか。
もちろん、費用や耐用年数は塗料以外の様々な要因によって異なるので、参考までにご覧ください。
1.ラジカル塗料の費用相場
ラジカル塗料の費用は、1平方メートルあたり約2,930〜4,290円です。
30坪の住宅だと外壁のみで70〜100万円、屋根は40〜70万円程度となるでしょう。
屋根と外壁とを同時に塗装するなら、100〜140万円程度の予算を見積もっておく必要があるでしょう。
2.ラジカル塗料の耐用年数
ラジカル塗料の耐用年数は、メーカー発表によれば外壁で14〜16年、屋根で7〜9年です。
ただしまだ実績の少ない塗料ですので、扱い慣れていない会社に依頼してしまうと、耐用年数が短くなってしまうこともあるようです。
□まとめ
今回は、ラジカル制御塗料の仕組みや特徴、費用相場や耐用年数について解説しました。
塗料の劣化因子であるラジカルの発生をできる限り抑え、長期間塗膜の劣化を防ぐ塗料であるラジカル制御塗料。
安価かつ高性能といった様々なメリットを持つため、ぜひ自宅の外壁や屋根塗装への使用を検討してみてください。
当社は、高知市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っています。
ラジカル塗料の使用にお悩みの方も、お気軽にご相談ください。